ご縁がありました

我が家に今いるキャバリアのジェンナは、ブリーダー崩壊の為にレスキューして来た仔です。
始め犬友達から知らせを受けて、キャバリアのブリーダーが崩壊してしまい行き場のなくなったキャバリア達が沢山いるとのこと。
初めはためらっていましたが、少しでも多くのキャバリアが救えるならと主人と一緒にブリーダー宅へ向かいました。
そこでは、所狭しと成犬のキャバリア達がサークルの中で行き来していました。中でも一番アピールが強かった仔がジェンナなのです。
ジェンナは、訪れた私たちに必死で訴えているようにサークルに手を掛け、こちらをずっと見ながら出ようとしていました。
オーナーさんが、サークルから出していいよと言ってくれたので出してみると、もう必死のアピールが伝わって来ました。一生懸命にすり寄って来て甘えた声で鳴いて、まるで「私を連れて行って!」と言っているかのようにも思えました。
私たち夫婦は、その仔(ジェンナ)に、決めました。
自宅へ連れて帰ると、クレートの中から出てこようとせず中で小さくなっていました。ボールを投げてあげても、目で追うだけで動きません。
どうしてだろうと不思議に思っていたのですが、理由が分かりました。24時間狭い籠の中に入れられていて繁殖の時だけ出されて産まされていたのだと思います。ですから外に出て遊ぶと言う事さえ知らなかったようなのです。
私は、あまりの不憫さに涙が出ました。
しかし毎日少しずつ外に出してあげながらボール投げをしてあげたり、抱っこしてあげたりをしているうちに、ジェンナも我が家に慣れてきてくれたようで、自分からボール遊びをねだったり、おやつを欲しがって泣いてみたりと自発的な行動がみられるようになってきたのです。
ジェンナは元気を取り戻してくれて本来の犬として遊んだり吠えたり、おやつをねだったりが出来るようになり嬉しかったです。
今では、昔から我が家に居たような感じで毎日寛いで過ごしています。

思い出たっぷりワンコの旅立ち

私が、ペット美容の専門学生の頃
実習先のペットショップで出会った、愛嬌たっぷりの
ワンコ。
それが、後に家族になるゴールデンレトリバーの女の子でした。
実習中、お世話をしたり
一緒に遊んだりしていたので、
実習が、終わり逢えなくなったとき
寂しくて飼うことにしました。

身体は大きいのに甘えん坊で、
いつもピッタリと隣に寄り添っていました。
小さいときは、やんちゃな感じでしたが、
言うことは、しっかりと聞くおりこうさんで
しつけも、楽な賢い子でした。
毎日、一緒に居れることになって
ワンコも喜んでいるかのようにいつもいつも
一緒でした。

どこへ行くにも一緒で、
学生時代は、学校へも一緒にいきました。
実習犬として頑張ってくれたり、
休み時間は、みんなの癒しとなってくれました。
最高のパートナーです。
この子が居たから、頑張れたこと
楽しかったこと、たくさんあります。
犬は、人の気持ちがわかるって本当ですね。
つらい時も、この子を見ていると癒されたし
心配そうに、私の顔を見てくれていた気がします。

出会えたのが、この子で本当に良かったです。
卒業後は、実家へ連れて帰り、
家の中が一気に明るくなった気がします。
誰とでも仲良くなっちゃうので、
初めて会う人や、知らない人にも、尻尾をブンブンふって
走り寄っちゃう感じでした。

それが、本当に可愛くて大好きでした。

2000年に出会い
2014年、旅立ちました。
いつかは、こんな日が来ると
分かってはいましたが切なく辛かったです。
最後の日も、隣にピッタリと寄り添い
静かに眠っているかのように、穏やかでした。
足腰が弱り、遊べなくなり
ご飯もあまり食べれずに辛かっただろうに、
帰宅すると、目を開け
起き上がれない代わりに尻尾だけは
必ず振ってくれました。
最後の最後までこの子の優しさに触れ、
ありがとうの気持ちでいっぱいです。
また、逢いたいです。

子供のころに犬を飼いたかった話

私は子供のころ犬が大好きで、犬を飼いたいと思っていました。
母の実家で日本スピッツを飼っていたこともあり、羨ましかったのです。
ですが、父も母も犬を飼うことを許してはくれませんでした。
私が鼻炎もちだということや、両親が共働きで世話をするのが難しいこと、旅行に行けなくなってしまうということ、家計が厳しいことなどが理由でした。
そう言われても、なかなかあきらめきれなかった私は、クリスマスにサンタさんにお願いしてみたりもしました。
結局、枕元に届いたのは、おもちゃのロボット犬でした。
私はすごく落ち込んでしまいましたが、それでもそのロボット犬で遊んだりもしました。
ですが、しばらくすると目もくれなくなり、少し遊んだだけで箱にしまわれることになってしまいました。
やはり実際の犬とは全然違っていて、おもしろくもなかったのです。
そんな中、母の実家で飼っていた犬が病気にかかってしまいました。
私は長期休みなどにはよく母の実家に行っており、その犬と遊んだ思い出もたくさんありました。
ですから、しばらくぶりに見に行った時の、その犬の変わりようにびっくりしてしまいました。
その犬は以前よりも痩せてしまっていたし、毛の量も少なくなっていました。
その犬は病気にかかった後もしばらく生きましたが、
会いに行くたびに元気がなくなっていく様子を見るのは、辛かったのを覚えています。
しばらくして、とうとうその犬は亡くなってしまいました。
たまにしか会っていなかったけれど、すごく悲しい気持ちになりました。
亡くなったと聞いて母が、
「亡くなった時が悲しいから、犬は飼えないのよね」
と言ったのを、私は忘れられません。
犬を飼ってほしいと頼んでも、聞き入れてもらえなかった本当の理由はここにあったのでしょう。
母は実家でかつて、別の犬を飼っており、悲しい別れを経験していました。

死別の悲しさを、身をもって経験した私は、もう犬を飼いたいとは安易に言えなくなったのです。

脱走癖犬ジャック

実家で飼っている赤柴のジャックは、よくもまあ、今まで事故もなく、無事で生きているものだと感心するぐらい脱走癖のついた犬でした。実家は、細い小道を抜ければ、車の多い大道路へ出てしまうというのに、何度かそこを横切って、全力疾走した経歴があり、それはヒヤヒヤものです。

最近は、ジャックも歳をとったせいか、少し落ち着いてきているようですが、飼って間がない頃の脱走劇は、今でも忘れられません。それは、ジャックが我が家にきて二日後のことでした。

その日、わたしは、新しい犬を見てみたいという伯母の家に、ジャックを連れて遊びに行っていました。伯母の家は、東京ドーム2個は軽く入る大きさの敷地があります。そしてお隣は、牧場。

伯母の家にも、プーという名のトイプードルがいます。プーは、ジャックを見るなり、走り回って喜んで、遊ぼうと誘ってきました。そして、ジャックもじゃれ合いはじめたので、わたしは、リードをちょっと緩めて遊ばせていたのです。

ところが、ちょっと引っ張られた隙に、リードを放してしまい、プーとジャックは、突然、走り出してしまったのです!その速さといったら!到底追いつけません。二匹、薮の中に消えてしまいました。

ちょっとして、プーは戻ってきました。何しろ恐がりな性格も手伝って、ノーリードでも、伯母の敷地外に自分から出たことがないプー。

一方、問題のジャックです。なにしろ、うちに来てたったの二日。呼び戻しはもちろん、ジャックが、果たしてわたしのことを認識しているかどうかも微妙でした。

とりあえず、プーと一緒に、ジャックの走っていった方向へ行くと、プーは、小高い丘の上で立ち止まりました。わたしも丘に上がって、そこから見た光景にびっくり!なんと、ジャックは、お隣の牧場を走り回っているのです!その時、お隣さんは、乗馬中でした。

お隣さんは、すぐに、走り回っているのが、わたしの犬だと気がついたのでしょう。餌付けて捕まえようとするのですが、ジャックは、馬が怖いのか、逃げ回るので、なかなか捕えられません。

わたしは、いても立ってもいられなくなり、柵を超えて、もう必死になって名前を呼びました。そして、声に気がついたジャックが止まったところで、リードをたぐり寄せたのです!

本当に、あの時の脱走劇は、お隣と伯母の家族全員を巻き込んでの、大騒動でした。